2007年9月26日水曜日

第2回「国登録文化財・島大旧奥谷宿舎(旧制淞高外国人宿舎)の 保存活用を考えるワークショップ(参加型学習会)」を開催。

■ 趣旨
島根大学では、現在、松江市奥谷町・島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高校外国人宿舎)の保存修復・活用を検討しています。
そのためには、地域市民・大学職員らで宿舎の諸情報,記憶,活用策を共有する必要があると考え、ワークショップ(参加型学習会)を開催しました。
第2回は、戦前,この建物に長らく住まわれた旧制松江高校・フリッツ・カルシュ先生の長女メヒテルトさん(米国在住)への聞き取り調査成果を報告しました。

■ 場所 島根大学(松江キャンパス)教養講義室棟1号館302号室

■ 日時 平成19年9月26日(水) 午後1:00~4:00

■ プログラムと内容

1.「第2回ワークショップ開催にあたって」
高安克己(島根大学副学長・ミュージアム館長) 午後1:00~1:10

2.基調講演
・「メヒテルトさんの語る外国人宿舎と松江の日々」
若松秀俊(東京医科歯科大学教授) 午後1:10~2:40

休息 午後2:40~2:50

3.調査報告
・「メヒテルトさんのインタビュービデオ上映」 解説・高安克己 午後2:50~3:10
・「カルシュ博士のころの外国人宿舎」 相良英輔(島根大学教授 午後3:10~3:40

4.質疑応答・意見交換 午後3:40~4:00
・小泉八雲とカルシュ博士との関係について教えてほしい。
・宿舎の屋根瓦は出雲瓦だったのか?屋根が急勾配だが,瓦が落ちなかったのか?
・宿舎の壁の色など,正確に戦前の状況に復元してほしい。当時の写真に着色して,メヒテルトさんに確認してもらえばどうか。
約140名の市民,教職員,学生のみなさんが集まりました。
情熱的に講演される若松先生。これまで,孤軍奮闘でカルシュ先生の調査をなさってきました。
メヒテルトさんのインタビュービデオを上映しました。日本人と変わらない日本語で,当時の松江での思い出を語っていただきました。

2007年9月6日木曜日

発掘物語2007夏

島根大学ミュージアムでは,総合研究棟の改修工事に伴って,8~9月と発掘調査(第16次調査)を実施しました。

8月8日
今回の調査区も,狭くて深いため,悪戦苦闘しています。連日,猛暑で、作業員さんも大変です。こまめに水分補給をしないといけません。
8月17日
縄文時代の水辺の堆積物や基盤層が検出されました。
8月17日
縄文人が,水辺に捨てた石や縄文土器などが見つかりました!
8月25日
低湿地遺跡のため,湧水の処理が大変です。
水と自分との闘いです。
8月25日
縄文時代の流木などが見つかりました。
9月4日連日の雨で,トレンチのなかもドロドロです。一雨降ると,プール状態になってしまいます。1日が終わると自分の作業着も泥だらけ。

9月5日
縄文時代の土を採取し,持ち帰って分析します。花粉やプランクトンなどが残っているので,当時の環境を知るうえで,貴重な資料になります。
9月5日
調査が終わったトレンチは,埋め戻していきます。早速,次の工事が始まります。


 今回は調査補助員が産休のため,調査員1名での調査となりました。しかし,作業員さんたちは,この暑さのなかで,最後まで頑張ってやりぬいてくれました。業者さんも,お茶や送風機を準備してくれるなど,気を使ってもらいました。
 おかげで,乗り切ることができました。ありがとうございました。