2008年12月26日金曜日

キャンパス内の発掘調査が終了

 12月8日から実施していた島根大学・出雲キャンパス(医学部)での発掘調査(試掘調査)が終了しました。 

 島大キャンパス内での遺跡発掘調査は、島根大学ミュージアムが実施しているのですが、今回は医学部附属病院の開発地点4ヶ所に遺跡があるかどうかを確認する調査でした。(開発工事によって遺跡が壊されてしまう危険性がある場合、事前に発掘調査をすることが、「文化財保護法」に定められているからです。) 
 地下6mまで掘り下げ、縄文時代の堆積とみられる地層まで確認した結果、遺物の出土はみられませんでした。ただ、地下深くの砂礫層から、三瓶山が約3600年前に噴火した際に噴出したデイサイト(溶岩が固まったもの)が出土しました。調査地点は、縄文時代、古宍道湖(湾)の水のなかに位置していましたが、3600年前頃の三瓶山の噴火で噴火物が、神戸川によって押し流され、堆積したようです。基本的に、その後も河川の氾濫原にあたり、ベチャベチャとした場所で、人間が活動するような環境ではなかったようです。 

*島根大学出雲キャンパスの古環境・歴史についてはこちらをご覧ください。>>http://museum.shimane-u.ac.jp/exhibition/tennji.htm 

 寒風吹きすさび、冷たい雨に打たれながらの調査は、しんどかったですが(風邪をひきました)、何とか年内に終了できました。今月は、松江キャンパスでの試掘調査や普及啓発事業などもあり、休日返上で活動しました。まだ、色々デスクワークが残っていますが、とりあえず年を越せそうです。 

*構内での発掘調査は、松江キャンパスでもやっております。 
>>http://museum.shimane-u.ac.jp/08s_17/hakkutsu2008.html
頑張る調査補助員と作業員さん

2008年12月21日日曜日

冬休み・子どもミュージアム体験教室「虹を作って観察しよう!」を開催しました。

 冬休み・子どもミュージアム体験教室「虹を作って観察しよう!」を開催しました。(企画内容>>http://matsuesns.jp/blog/blog.php?key=3809 

 今回は、島根大学総合理工学部の森戸茂一先生と宮本光貴先生に講師を務めていただきました。 

 まず、ガラスの砂をまいた黒い紙に光をあてて、虹ができる仕組み、光が波であることを学びました。 
 次に、紙コップとホログラムシートを使って、自分たちで実際に工作し、万華鏡を作りました。 
 穴をのぞくと、雪の結晶のような虹が見えたりして、子供たちは、 
「スゲー!きれいっ!」 
と思わず歓声をあげていました。 
 子供たちの感動した声を聞くのは、うれしいものです。 

 後半は、電子顕微鏡の部屋に行って、10万倍に拡大した鉄を観察し、電子顕微鏡が電子の波を利用したものであることを学びました。 

 楽しくて、ためになる1時間半でした。 
 ご参加いただいた親子の皆様、企画していただいた講師の先生、学生さん、ありがとうございました。 



2008年12月20日土曜日

第7回ミュージアム市民講座「「江戸時代における白潟本町と鉄(たたら)の流通」を開催

 本日は、第7回ミュージアム市民講座「「江戸時代における白潟本町と鉄(たたら)の流通」を開催しました。 
 講師は、島根大学教育学部特任教授の相良英輔先生です。先生は、永年、出雲や石見における鉄の生産と流通について、調査研究を進められてこられた第一人者です。特に、田部家・絲原家・櫻井家など、出雲の「たたら御三家」に残る古文書の調査では重要な成果をあげておられます。 
 今回は、江戸~明治における、出雲の鉄が、東北地方などをはじめ全国各地に流通し、商人の町・松江・白潟本町がその中継基地として重要な場所であったことをお話していただきました。 
 白潟本町を会場にした市民講座としては、大変ふさわしい内容であったと思います。 

 50人近い聴講者が来られ、盛況でした。 

2008年12月18日木曜日

松江キャンパス教養講義棟1号館で試掘調査

最近,細かい工事が目白押しで,松江・出雲両キャンパスで試掘・立会調査が相次いでいます。

今日は,教養講義棟1号館で耐震補強壁を造る場所の試掘調査を実施しました。

どうやら大正9年の旧制松江高校造成工事で,旧地形が削平されているようでした。委員会での検討の結果,慎重工事で対応することになりました。

現在,出雲キャンパスでも試掘調査中です。そちらは補助員にまかせましたが,松江の調査が終了後,出雲にまいもどるという,慌ただしい1日でした。

島根大学の経済効果・年間404億円

 島根大学が地域へ及ぼす経済効果が、年間404億円もあるそうです。 
・毎日新聞記事>>http://mainichi.jp/area/shimane/letter/news/20081124ddlk3... 

 この記事に… 
「これだけ経済効果を生み出す大学を、私たちはどのくらい活用しているでしょうか。身近なものとしては、公開講座やオープンキャンパスなどがあります。地域を研究する学生と協力して街づくりを試みることもできるでしょう。農業をはじめ地場産業の研究課題を二人三脚で進めることも可能です。私が知る限りでは、まだまだ活用する余地は大きいように思います。 
 地方の国立大学を巡る環境は厳しくなるばかりです。財務省は経費削減を迫り、文科省は地方大学の整理さえほのめかしているそうです。404億円以上の経済効果を発掘するのも、経済効果以外の島根らしい価値を生み出すのも大学を取り巻く市民次第。一度、気軽に足を向けてみませんか。」 
と、書いてありました。 

 この記事を読み、島根大学ミュージアムでは、改めて、地域と大学との架け橋になれるような活動を今後とも行っていきたいと思った次第です。 

2008年12月5日金曜日

2008年12月2日火曜日

冬休み・子どもミュージアム体験教室「虹(にじ)を作って観察(かんさつ)しよう!」を実施します。

*下記の企画は、募集定員に達したため、受付を終了いたしました。 

  * 

 光の性質(せいしつ)をわかりやすく学ぶための実験(じっけん)を用意しました。 
 かんたんな工作で光について学びます。そして研究には不可欠な電子顕微鏡(でんしけんびきょう)を見るチャンス! 
 親子で一緒に光について楽しく勉強をしませんか? 

その1:虹(にじ)の見える万華鏡(まんげきょう)を作ろう ~虹(にじ)は光のプレゼント♪~ 
 ホログラムシートを使って虹(にじ)の見えるふしぎな万華鏡(まんげきょう)を作ります。 
 また、ホログラムシートにレーザーを当てるとどうなるかな? 

その2:ここまで見えちゃう!?「電子顕微鏡(でんしけんびきょう)」を使って観察(かんさつ)をしよう~原子(げんし)の世界を探検!~ 
 「透過型電子顕微鏡(とうかがたでんしけんびきょう)」はものを数万倍に大きくして見ることのできるすごい顕微鏡(けんびきょう)です。 
 身のまわりの金属を見るとどう見えるでしょう? 

    * 

日時: 2008年12月21日(日) 10:00~11:30 

場所: 島根大学総合理工学部大学院棟1階電子顕微鏡室 
     島根大学総合理工学部大学院棟2階201号室(物理学講義室) 

対象: 小学生(3年生以上)の親子 14組 

講師: 森戸 茂一(島根大学総合理工学部物質科学科物理分野物質構造講座准教授) 
     宮本 光貴(島根大学総合理工学部物質科学科物理分野物質構造講座助教) 

参加費: 50円(保険料) 

応募方法: 
・・・申込受付終了しました。 

詳細はこちら>>http://museum.shimane-u.ac.jp/fuyuyasumi2008/fuyuyasumi20...