第37回島根大学ミュージアム市民講座 「ハナバチたちの衣食住~身近な隣人の素顔に迫る~」開催しました。

本日午後,第37回島根大学ミュージアム市民講座 「ハナバチたちの衣食住~身近な隣人の素顔に迫る~」を開催しました。

今回は,島根大学生物資源科学部准教授の宮永龍一先生に,ハナバチの生態や人間との関係について,お話いただきました。


まず,ハチには,キバチ,ヤドリバチ,カリバチ,ハナバチなどの種類があること,ハナバチが野菜・果物生産での授粉に不可欠であることなどを解説していただきました。


しかし,近年こうしたハナバチが減少しているそうです。ハナバチが減少すると,作物ができなくなり,人間社会にとっても大きな被害が生じてきます。


宮永先生は,現在,ビニールハウス内部のみで活動し,越冬できないため日本の生態系に影響を与えづらい,熱帯のハナバチを作物授粉に活用させるご研究をされています。こうした研究によって,安定した農作物生産にも寄与することが期待されています。

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