第44回島根大学ミュージアム市民講座「弥生時代のはじまりと渡来人-『出雲』形成前史-」開催しました。

本日、第44回島根大学ミュージアム市民講座「弥生時代のはじまりと渡来人-『出雲』形成前史-」を開催しました。

本日の講師は、千葉県の国立歴史民俗博物館からわざわざお越しいただいた山田康弘先生でした。先生は、人骨の鑑定もできる数少ない考古学者のお一人です。
今回は、縄文人、弥生人の顔の特徴などから、現代の日本人がどのように成り立ったのかについてお話いただきました。
縄文人の特徴は、丸顔でエラが張り、彫りが深く、鼻が高い、これに対し渡来系弥生人の特徴は、面長で鼻が低くのっぺりした顔つきだそうです。
弥生時代になって、大陸から渡来人の移住があり、様々な文化が持ち込まれ、やがて在来の人や文化と融合して、現代の日本人、日本文化の基礎ができていきました。
人骨からいろいろな話が展開し、とても独創的で興味深い講演でした。


今回の「古代出雲」シリーズ講座は、これで終了です。来年度5月からは、新シリーズの公開講座「石見学」が始まります。引き続き、ご参加をよろしくお願い致します。

コメント