夏休み子供ミュージアム体験教室「昆虫標本を自分で作ってみよう!」を開催しました。

本日午前中は、恒例の夏休み子供ミュージアム体験教室を開催しました。今年は、「昆虫標本を自分で作ってみよう!」と題して、親子で昆虫採集をおこない、標本作りにチャレンジしてもらいました。講師は昆虫博士の北村憲二名誉教授で、生物資源科学部の学生にもティーチングアシスタントとして協力してもらいました。

まず前半は、島根大学松江キャンパスをフィールドにして、虫取り網で昆虫採集をおこないました。バッタ、セミ、トンボ、ハチなど、いろいろな昆虫を採集することができました。

なかには、「5匹もとったー!」と歓声をあげる男の子もいました。

後半は、研究室に帰って、採った昆虫の標本を作りました。標本は、ボードの上に針で昆虫を固定して作ります。針を刺す位置や羽や脚をきれいに整えることが良い標本を作るうえで重要になります。

また、標本には、必ずラベルを付けることが必要であることも教えていただきました。採集場所、採集年月日、採集者は、最低限の学術情報です。このラベルが付いていないと、どんな珍しい昆虫でも学術資料としての価値がなくなってしまいます。

今回、2時間という限られた時間のなかでしたが、昆虫を採集する網の扱い方、標本作りのノウハウ、標本にとってラベルが重要であることなどを体験学習してもらうことができました。

こうした経験が、昆虫に対する興味関心につながり、夏休みの思い出のひとつになってもらえれば、何よりです。

今回はテレビの取材もあり、講座を体験した子供たちの感想もきくことができました。

講師を務めていただいた北村先生、学生さん、参加していただいた親子の皆さま、お忙しいなか、また大変暑いなか、どうもありがとうございました。
キャンパスのなかに色々な昆虫がいます。
とった昆虫の扱い方を指導してもらっている様子
虫とり網の使用方法の指導をうける子供
日本海テレビのインタビューをうける子供たち
標本作りにチャレンジ
学生に指導をうける子供たち
上手くできました。

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