島根大学ミュージアム企画展「島根師範学校の遺産Ⅱ~島根大学教育学部附属幼稚園に伝え遺されてきた近代の教材~」のご案内


主催:島根大学ミュージアム
協力:島根大学教育学部附属幼稚園
会期:平成27年3月7日(土)~ 5月10日(日)の土日祝日(平日は休館)
   10:00~17:00
会場:サテライトミュージアム 島根大学旧奥谷宿舎(松江市奥谷町140)
   *駐車場2台分あり  アクセス≫
入館料:無料
お問合せ先:島根大学ミュージアム TEL0852-32-6496

島根師範学校(島根大学教育学部の前身校)とは,戦前にあった学校教員を養成するための高等教育機関です。そのルーツは,明治8年発足の小学教員伝習所(島根県・浜田県)にまでさかのぼることができます。有名な小泉八雲も,明治23~24年,この学校(この頃は島根県尋常師範学校)で英語を教えていました。
島根大学教育学部附属幼稚園には,この師範学校に附属する幼稚園・小学校で使われていた教材や教科書が,永年にわたって大切に保管されてきました。これらは,学術的に貴重であるばかりでなく,近代学校教育や島根大学の歴史を知るうえでも大変重要な資料です。
この展示会では,大正時代の近代建築・島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎)を会場にして,近代にさかのぼる,こうした貴重な資料を展示します。
【主な展示資料】
師範学校附属幼稚園・小学校で使用されていた明治から昭和初期の様々な教具・教科書・絵本・石盤など。
*教具は、「モンテッソーリの教具」「フレーベルの恩物」と呼ばれる、19世紀から20世紀初頭にかけて開発された幼児向け教具で、歴史的に大変貴重な価値をもっています。アンネ・フランクやピーター・ドラッカー、英国王室のウィリアム王子らもモンテッソーリ教育を受けたといわれています。
明治20年の「修身」の教科書。サルカニ合戦、舌きり雀などの話がイラストで掲載されている。

昭和初期の絵本

フレーベルの恩物(直方体と三角形の積木)

モンテッソーリの教具

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