2016年2月25日木曜日

前期日程の試験がありました。

本日は、前期日程の試験がありました。
ミュージアム本館の前には緊張した面持ちの受験生の皆様が。
ミュージアムを見学される保護者の方もいらっしゃいました。

平成28年度島根大学ミュージアム市民講座第1ステージ「世界を股に掛ける!島大の調査研究(フィールドワーク)」(兼:まつえ市民大学連携講座)のご案内

平成28年度島根大学ミュージアム市民講座第1ステージ
「世界を股に掛ける!島大の調査研究(フィールドワーク)」
(兼:まつえ市民大学連携講座)

 島根大学の教員は、地域に根差した研究の一方で、海外へ飛び出し、様々な調査研究を行っています。この連続講座では、世界各地で行われているこうしたフィールドワークについてご紹介します。

共 催 まつえ市民大学
対 象 市民一般、高校生
その他
・参加費無料
・申込み不要
・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

「東南アジア・ラオスの歴史と遺跡」(第87回)
 講師:会下和宏(島根大学ミュージアム准教授・副館長)
 日時:平成2864日(土) 13001430

スリランカの自然環境と直面する災害」(第88回)
 講師:石賀裕明(島根大学総合理工学研究科教授)
 日時:平成28625日(土) 13001430

寧夏回族自治区における課題解決型の研究交流について~島根大学・寧夏大学国際共同研究所の活動紹介」(第89回)
 講師:関 耕平(島根大学法文学部准教授/島根大学・寧夏大学国際共同研究所副所長)
 日時:平成28716日(土) 13001430

「太平洋の小さな島国からみる世界~ヴァヌアツをフィールドとして」(第90回)
 講師:福井栄二郎(島根大学法文学部准教授)
 日時:平成2886日(土) 13001430

2016年2月20日土曜日

第85回ミュージアム講座「石棺式石室と黄泉の国訪問譚 -九州・山陰・畿内とその境界-」を開催しました。

 本日午後、第85回ミュージアム講座「石棺式石室と黄泉の国訪問譚 -九州・山陰・畿内とその境界-」を開催しました。この講座は、島根大学古代出雲プロジェクトセンターのメンバーがリレー形式で講義する、平成27年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「遺跡から探る『古代出雲』の成り立ち」の第4弾になります。

 本日の講師は、岩本崇博士(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)が務められました。

 今回は、6世紀から7世紀の古墳にみられる横穴式石室(出入り口が横にある石室)の様相から、8世紀の記紀に登場する黄泉の国の神話について考えるという興味深いお話でした。

 『古事記』にみられる黄泉の国の神話は、以下のようなものです。イザナギノミコトは、黄泉の国に行った亡き妻であるイザナミノミコトを連れ戻すために会いに行きます。イザナギは、黄泉の国の御殿の「とざし戸」の内側にいるイザナミに向かって「帰ろう」と誘いますが、イザナミは、すでに「黄泉戸喫(よもつへぐい、黄泉の国の飲食物を摂取すること)」をしたため帰れないと言います。そしてイザナギは、「黄泉の国の神と相談する間、けっして自分を見ないように」というイザナミとの約束を破って、御殿の中に入ってしまいます。そこでウジがたかったイザナミを見てしまい、あわてて逃げ帰ります。その途中、出雲の黄泉比良坂を「千引(ちびき)の石(大きな石)」で塞ぎ、イザナミに事戸(ことど、別離の言葉)を渡すのです。

 以上の神話は、6世紀から7世紀の古墳にみられる横穴式石室の状況を想起させます。すなわち、「とざし戸」のある御殿が遺体が葬られた玄室黄泉比良坂が横穴式石室の入口前にある羨道(せんどう)千引の石が羨道を閉塞する石に対応するわけです。また、石室内で見つかる土器や貝殻・魚骨などから想定される死者に対する食物供献行為は、「黄泉戸喫(よもつへぐい)」を思わせます。

 この時期、出雲では、「石棺式石室」という地域性の強い横穴式石室の一種が成立しています。大きな板石を組み合わせた家の形をした石室です。石室内部には蓋がある閉ざされた棺ではなく、遺体が見える開かれた棺が置かれ、石室の入口は、板石で閉塞されます。このような構造は、先に見た、黄泉の国の神話に登場する、「とざし戸」のある御殿やイザナギがイザナミの遺体を見てしまう内容とも良く一致しています。
石棺式石室(安来市飯梨岩舟古墳
以上のようなことから類推すると、出雲の石棺式石室における葬送行為と黄泉の国の神話とは、あながち無関係ではないのかもしれません。物質資料を研究材料にしている考古学にとって、古代の神話や死生観にアプローチすることは、難しいテーマではありますが、一方で興味深く、重要な課題でもあります。聴講した方々も、神話の世界に思いをめぐらせながら、熱心に講義に耳を傾け、最後は多くの質問もなされました。今回も大変面白い講座となりました。

 次回は、このシリーズの最終回、「先史・古代東アジア海域交流の一側面 -朝鮮半島・北部九州・山陰-」【3/19】です。ご期待ください。

2016年2月5日金曜日

【本日の団体客】荒神谷ボランティアガイドの会の皆様

本日は、荒神谷ボランティアガイドの会の皆様が研修でご来館されました。
古代出雲歴史博物館を見学後、当館にいらっしゃり、このあとは八雲立つ風土記の丘に行かれるそうです。
今日は天気も良く、見学日和でした。どうもありがとうございました。