2016年3月26日土曜日

島根大学ミュージアム発足10周年記念特別講演会「遺跡と至宝が眠る大地の中の島大キャンパス-大学ミュージアムは地(知)のワンダーランド!-」 を開催しました。

 本日午後、島根大学ミュージアム発足10周年記念特別講演会「遺跡と至宝が眠る大地の中の島大キャンパス-大学ミュージアムは地(知)のワンダーランド!-」 を開催しました。
 島根大学ミュージアムは、平成18年4月に発足し、今年3月末で10周年を迎えました。この特別講演会は、これを記念して、大学ミュージアムの役割・意義や島根大学所蔵資料の学術価値について理解していただくために開催したものです。

 最初に、秋重幸邦理事(島根大学 企画・学術研究担当 副学長・学術情報機構長)から、ミュージアム10周年という節目にあたって御挨拶をいただきました。
 つづいて、第1部「大学ミュージアムの歩みとこれから」では、高安克己島根大学名誉教授(ミュージアム初代館長)から、「大学ミュージアムと地域の文化創造」と題して基調講演をしていただきました。英国のオックスフォード大学は、松江と変わらない規模の町のなかに、大学博物館をはじめとする様々なカレッジが点在していて、地域のなかに大学が溶け込み、一つの文化的な都市を形成しているという紹介がありました。また、法人化後の国立大学は、個性化や地域貢献が求められ、その具体的ツールとして大学ミュージアムがあること、全国各地の大学ミュージアムの取り組み事例について解説されました。

 第2部「ミュージアムの至宝」では、島根大キャンパス周辺の地質や化石、キャンパス内の遺跡について、入月俊明ミュージアム館長・会下和宏ミュージアム副館長らが紹介しました。また、島根大学ミュージアムの目玉標本であるパレオパラドキシアについて谷戸茂・モニュメントミュージアム来待ストーン研究員が、ニホンアシカ・オキウマについて高安克己名誉教授が、標本の由来や学術的意義を解説されました。

 第3部ギャラリートークでは、ミュージアムの展示室をめぐり、実際の資料を見学してもらいました。

 発表された先生方のお話を聞き、改めて大学にとっての大学ミュージアムの重要性、所蔵標本の価値について認識し、これからの10年も島根大学の学生や地域にとって意義のある活動をしていきたいと思いを新たにした次第です。



2016年3月19日土曜日

第86回ミュージアム講座「先史・古代東アジア海域交流の一側面 -朝鮮半島・北部九州・山陰-」を開催しました。

 本日午後、第86回ミュージアム講座「先史・古代東アジア海域交流の一側面 -朝鮮半島・北部九州・山陰-」を開催しました。この講座は、島根大学古代出雲プロジェクトセンターのメンバーがリレー形式で講義する、平成27年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「遺跡から探る『古代出雲』の成り立ち」の最終回になります。

 本日の講師は、平郡達哉博士(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)が務められました。

 今回は、日本列島の旧石器時代・縄文時代・弥生時代、それに併行する朝鮮半島の旧石器時代から原三国時代における半島・北部九州・山陰の文物交流について、時代ごとに解説されました。

 まず旧石器時代(約1万年以上前)では、朝鮮半島や九州に、剥片尖頭器という石器のヤリ先が分布していることから、この頃から既に交流があったことがうかがえます。

 つづく縄文時代(半島の新石器時代)では、鹿の角を組み合わせて作った結合式釣針や佐賀県腰岳産黒曜石の分布から半島と九州に交流があったことが分かっています。

 弥生時代(半島の青銅器時代・初期鉄器時代・原三国時代)になると、朝鮮半島から水田稲作文化や青銅器文化・鉄器文化をはじめ、様々な文物が伝わってきます。松江市古浦砂丘遺跡では、半島でみられる松菊里系土器、出雲市山持遺跡原山遺跡・松江市西川津遺跡では半島の粘土帯土器が見つかっており、半島と山陰との交流があったことがうかがえます。また韓国側でも、泗川市勒島遺跡などで大量の弥生土器が見つかっていて、日本から半島へ交易のために渡っていたことが分かります。

 紀元前108年には、前漢の武帝が現在のピョンヤン一帯に楽浪郡を設置します。これによって、日本列島にも中国の文物が流入するようになりました。出雲市山持遺跡や鹿島沖の日本海では、楽浪土器が見つかっています。松江市田和山遺跡で出土した硯の破片や鳥取市青谷上寺地遺跡で出土した中国の貨幣などもこうした動向をあらわしているようです。

 以上のように朝鮮半島と北部九州・山陰は、古くから人の移動・移住、交易など、様々な文物交流がなされてきたことが分かりました。

 今回のシリーズ「遺跡から探る『古代出雲』の成り立ち」毎回方々聴講は、東京から毎回いらっしゃる方もおられました。ありがとうございました。

 6月からは、平成28年度島根大学ミュージアム市民講座第1ステージ「世界を股に掛ける!島大の調査研究(フィールドワーク)」が始まります。引き続き、よろしくお願い致します。

2016年3月18日金曜日

第86回ミュージアム講座「先史・古代東アジア海域交流の一側面 -朝鮮半島・北部九州・山陰-」(兼:まつえ市民大学連携講座・島根大学COC事業)のご案内【3/19】

 島根大学古代出雲プロジェクトセンターのメンバーがリレー形式で講義する、平成27年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ遺跡から探る『古代出雲』の成り立ち(兼:まつえ市民大学連携講座・島根大学COC事業)の最終回です。 
 今回は、先史・古代における山陰と朝鮮半島・北部九州との地域間交流について迫っていきます。
 どなたでもご予約なしで聴講できます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

主催 島根大学 学術情報機構 ミュージアム・島根大学古代出雲プロジェクトセンター
共催 まつえ市民大学
対象 市民一般・高校生
講師 平郡達哉 博士(島根大学法文学部准教授・島根大学ミュージアム兼任研究員)
日時 平成28年3月19日(土) 13:00~14:30
場所 松江スティックビル (松江市白潟本町43番地) 松江市市民活動センター 201・202研修室
その他 
 ・参加費無料
 ・申込み不要
 ・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

2016年3月15日火曜日

生物資源科学部3号館北側のシナミザクラが満開

今日は天気が良く、気持ちの良い1日でした。
生物資源科学部3号館北側に植わっているシナミザクラが咲いていました。(昨年の様子はこちら≫
毎年見かけますが、いつもヒヨドリが1羽、花をついばんでいます。
これから本格的な春がやってきます。1年が早いです。

2016年3月12日土曜日

島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)周辺の小さな春

本日は 、天気が良い土曜日です。島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)周辺でも春が訪れています。
ただいま、島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)では、松本博美写真展(松江散歩・たたらの里) を開催中です。ぜひお出かけください。

春日神社(田原神社)


枝垂れ桜はまだ咲いていません。(春日神社)


アジサイ(島根大学旧奥谷宿舎の裏庭)

ローズマリーの花

ツクシ

写真展開催中(島根大学旧奥谷宿舎)

2016年3月11日金曜日

キャンパスの小さい春

三寒四温のこの頃ですが、キャンパスには確実に春が訪れています。


本日は、東日本大震災が発生した日です。震災から 5 年を迎えるにあたり、謹んで追悼の意を表します。 また、被災された皆さまに、改めて心よりお見舞い申し上げます。

2016年3月5日土曜日

「古代出雲文化フォーラムⅣ」

3/5(土)、福岡県太宰府市の九州国立博物館で、島根大学が主催する「古代出雲文化フォーラムⅣが開催されました。

今回は、「古代の出雲と九州,そして東アジア」をテーマに開催され、法文学部や九州国立博物館の先生方にまじって、ミュージアム教員も少し登壇しました。

考古学や文献史学の立場から興味深い講演がなされ、無事終了しました。
太宰府天満宮

九州国立博物館

2016年3月4日金曜日

ミュージアム本館壁にサインを設置

本日、ミュージアム本館入口壁に「島根大学ミュージアム」のサインを設置してもらいました。
より気軽に入館してもらえる雰囲気作りの一環です。多くのご来館をお待ちしております。


2016年3月3日木曜日

島根大学公開講座・第12回島根まるごとミュージアム体験ツアー「ローカル鉄道『三江線』で巡る江の川流域の地域遺産Ⅱ」

島根大学公開講座第12回島根まるごとミュージアム体験ツアー「ローカル鉄道『三江線』で巡る江の川流域の地域遺産Ⅱ」のご案内です。

日時 平成28年5月21日(土)  8時00分~17時00分
場所 邑智郡邑南町・美郷町、大田市ほか
講師 ミュージアム准教授 會下和宏
講座の内容
 「三江線」は、美しい景観をつくる江の川に沿って走るローカル鉄道であり、絶対に残さなければならない近代産業遺産です。今回のツアーでは、バスと三江線で、博物館や史跡・宿場町を訪ね、江の川流域の地域遺産を学びます。
募集対象 市民一般・小・中学生・高校生
募集人数 30名
講習料 500円(その他、保険代・入館料等、1,500円程度の実費が必要です。)

申込みは島根大学生涯教育推進センターHPから≫
広島県三次と島根県江津を結ぶ三江線

中国太郎・江の川に沿って走ります。