2017年12月16日土曜日

第99回島根大学ミュージアム市民講座「隠岐産黒曜石の化学分析-石器の原産地推定方法の確立-」を開催

 本日は、第99回講座「隠岐産黒曜石の化学分析-石器の原産地推定方法の確立-」(まつえ市民大学連携講座)を開催しました。本日の講座は、今回から4回にわたって行う「隠岐学Ⅰ~先史時代から古代までの隠岐文化を学ぶ」シリーズの初回になります。
 講師は、岩石学・鉱物学などがご専門の亀井淳志先生(島根大学大学院総合理工学研究科教授)でした。
 本日は、黒曜石を化学分析することで、その資料がどこから産出したものかを推定するという研究について解説していただきました。
 まず黒曜石が火山活動によって生成される岩石であるということ、そして火山活動の仕組みについて解説がありました。
 そして、火山によって、生成される黒曜石の元素組成に違いがあることなどの説明がなされました。したがって、各地の黒曜石の元素組成を分析することによって、その資料の産出地が推定できるわけです。
 現在、黒曜石に含まれる4つの元素の比率を分析することで、隠岐島や九州の数か所の産出地の判別ができるところまできているそうです。
 今後は、分析資料を増やしたり、資料を破壊せずに分析する方法を確立させたりするなどの課題があるとのことでした。将来的に、各地の遺跡から見つかる黒曜石の石器が、どこで産出し、遺跡まで運ばれたのかが分かるようになることが期待されています。


2017年12月15日金曜日

教養授業「島大ミュージアム学」で中村唯史先生がご登壇

 本日の教養授業「島大ミュージアム学」では、三瓶自然館の中村唯史先生がご登壇され、「石見銀山遺跡の保全活用への民間参画」というテーマで講義をされました。
 石見銀山が世界遺産に登録されて10周年になります。この石見銀山は、実際にそこに暮らしておられる住民の方々のご理解とご協力があってこそ、町並みの景観が保全され、世界遺産として認められました。
 また、遺跡を保全し活用していくためには、たゆまない草刈りや清掃活動、解説活動などが必要になってきます。石見銀山では、民間企業の寄付金や行政によるファンドによって、こうした活動がバックアップされています。
 そういった実践活動の大変さについても解説していただきました。世界遺産といっても、ユネスコから何か援助があるわけではなく、実際には地元社会が知恵と労力を出して、その保全・活用をはかっているわけです。そういったことを持続的にまわしていかれていることは大変なことだと思います。
 しかし、そのおかげで、素晴らしい地元の歴史的景観が守られ、しっかりと次世代に伝えていくことができることを学ばせていただきました。

2017年12月14日木曜日

第100回島根大学ミュージアム市民講座「隠岐諸島黒曜石原産地の開発・利用からみたアジア新人文化の起源と展開」(まつえ市民大学連携講座)【1/6】

 記念すべき第100回目の島根大学ミュージアム市民講座です。

 平成29年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「隠岐学I~先史時代から古代までの隠岐文化を学ぶ」(まつえ市民大学連携講座) の第2弾です。
 島根半島の北方約80kmにある隠岐島では、旧石器時代から弥生時代の山陰で石器として使用されていた隠岐島産黒曜石が取れました。今回は、黒曜石の原産地遺跡について、最新の調査研究成果が解説されます。
 どなたでもご予約なしで聴講できます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

主催:島根大学ミュージアム・島根大学古代出雲プロジェクトセンター
共催:まつえ市民大学
対象:市民一般・高校生
講師:及川 穣(島根大学法文学部准教授)
日時:2018年1月6日(土) 13:00~14:30
場所:松江スティックビル(松江市白潟本町43番地) 
   松江市市民活動センター 201・202研修室
その他:
・参加費無料
・申込み不要
・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

12/14は忠臣蔵の日

 本日は、忠臣蔵の日です。1702(元禄15)年、赤穂浪士47人は吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げました。
 この事件を題材にした歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』では、『太平記』のストーリーにアレンジされ、浅野内匠頭長矩が、塩冶判官高貞に置き換えられています。
 塩冶判官高貞の館は、島根大学出雲キャンパスの周辺にあったといわれています。また、キャンパス北隣の神門寺には,高貞のものといわれる墓があります。

12/14は南極の日

 1911(明治44)年の12月14日、ノルウェーの探検家・アムンゼンと4人の隊員が人類で初めて南極点に到達しました。そこで、本日は「南極の日」とされています。
 ミュージアム本館では、林前館長が昔、収集された南極の石が展示されています。
 ご見学ください。

2017年12月5日火曜日

第99回島根大学ミュージアム市民講座「隠岐産黒曜石の化学分析-石器の原産地推定方法の確立-」(まつえ市民大学連携講座)

 平成29年度島根大学ミュージアム市民講座第2ステージ「隠岐学I~先史時代から古代までの隠岐文化を学ぶ」(まつえ市民大学連携講座) の初回です。
 島根半島の北方約40~80kmにある隠岐諸島は、先史時代から独特の歴史・文化を育んできました。今回は、旧石器時代から弥生時代の山陰で石器として使用されていた隠岐島産黒曜石をもとに、最新の理化学的分析を行った成果について解説いたします。
 どなたでもご予約なしで聴講できます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

主催:島根大学ミュージアム・島根大学古代出雲プロジェクトセンター
共催:まつえ市民大学 対象:市民一般、高校生
講師:亀井淳志(島根大学大学院総合理工学研究科教授)
日時:2017年12月16日(土) 13:00~14:30
場所:松江スティックビル(松江市白潟本町43番地) 
   松江市市民活動センター 201・202研修室
その他:
・参加費無料
・申込み不要
・受講者は、スティックビル駐車場料金が1日¥200に割引になります。

2017年12月1日金曜日

教養授業「島大ミュージアム学」で角田徳幸先生がご登壇

 本日の教養授業「島大ミュージアム学」では、山陰たたら研究の権威である県立古代出雲歴史博物館の角田徳幸先生にご出講いただきました。
 「山陰のたたら製鉄」というテーマで、たたら製鉄の基本的な内容や石見・出雲・伯耆ごとに地域性があることなどを解説していただきました。山陰の歴史のなかで、たたらについての知識は欠かせないものです。初めて知るたたらの世界に学生たちも興味津々の様子で聴講していました。
 お忙しいなか、貴重なお話をいただき、まことにありがとうございました。